ボウウインドウが陽だまりをつくるアーリーアメリカンスタイルの邸宅
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古き良き時代のアメリカを思わせるお住まい
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建物の外観に合わせ、赤茶色のレンガと白いフェンスでアーリーアメリカンスタイルの外構に。旧宅の庭石をところどころに配置しています。
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ボウウインドウから陽光が溢れるリビング。テレビ台の背後の壁には消臭・調湿効果のあるガウディアを採用しています。
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1階間取り
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2階間取り
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白を基調とした玄関ホール。階段の色に合わせたアンティーク調の花台が印象的です。
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1階和室。機能性に優れたセキスイ畳「MIGUSA」を採用しました。
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和室の入り口。床は凹凸のあるなぐり加工、左下の木材は旧宅の床柱を再利用しました。
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柱に見立てた造作に飾り棚を設けました。奥にある洗面脱衣室の引き戸の目隠しにもなっています。
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キッチン側とリビング側に出入り口を設け、洗面脱衣室への回遊動線を実現しました。
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6人掛けのテーブルを配したダイニング。窓際に造り付けたカウンターは、パソコンや電話などを置いたワークスペースに。
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グレーを基調にした対面式キッチン。小窓やガラスドアの勝手口からも光が射し込む明るい空間です。
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淡いグリーンのクロスで清潔感を演出した洗面脱衣室。
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1階トイレには手洗い器や飾り棚を設けました。
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ログハウスをイメージしたご主人のお部屋。隣の和室とは襖で仕切られており、いずれは2部屋をご夫婦の居室として使うこともお考えだそうです。
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花柄のファブリックが映えるご長女のお部屋。茶系の家具とフローリングによって引き締まったイメージに。
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愛らしい雰囲気の奥様のお部屋。大容量のウォークインクロゼットを設け、すっきりとした空間になっています。
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ご長男のお部屋。壁には低めのカウンターを造り付け、テレビ台や飾り棚として活用されています。
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やわらかな弧を描くボウウインドウと広々としたウッドデッキが目を引く外観。
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曲線に敷いた石畳に植栽や芝生の緑が映えるアプローチ。
家族構成
4人(ご夫婦・子ども2人)
階層
2階建て
延床面積
164.40㎡
1階面積103.14㎡ 2階面積61.26㎡
主な仕様・設備
空気工房
商品タイプ
グランツーユー(木質系住宅)
豊かな自然に抱かれた純日本家屋で、長年生活されてきたA様ご家族。木造住宅へのこだわりから、迷わずグランツーユーを選択されたそうです。広いお庭に建つ瀟洒な邸宅。古き良き時代のアメリカを思わせるお住まいが完成しました。
緑に囲まれた木の家こだわりを叶える新居に
A様ご夫妻が長年住み慣れた家の建て替えをお考えになったのは、お住まいの地域が土地区画整理事業の対象になったことからです。旧宅は、A様のお父様が建てられた木造の純日本家屋。「当時は敷地内に雑木林があり、小川も流れていました。緑に囲まれた暮らしをしてきたので、新たに建てるときも木の家にしたいというこだわりがありセキスイハイムのグランツーユーを選択しました。」とA様。
一方で、旧宅に対するご不満もあったそう。A様はご本家のため、旧宅の南側にご親戚が集うための大広間があり、ご家族の生活スペースは北側に配置されていたのです。「新居ではリビングを南側にして大きな窓を取り付け、日当たりのいい場所で過ごしたいというのが一番の希望でした。」(A様)
思い描いていらしたお住まいは、アメリカ開拓時代の木造住宅。「グランツーユーのカタログのなかに、イメージにぴったりの家を見つけたんです。さらに、展示場でボウウインドウに一目惚れして、これを新居の一番目立つところに取り付けたいと思いました。」
こうして、A様ご夫妻の理想の家づくりがスタートしました。

庭はあえてオープンな造りにしました。植栽が四季折々の表情を見せてくれます。
ボウウインドウから陽光が降り注ぐリビング
白を基調としたシンプルな玄関ホールは、正面に配されたアンティーク調の花台と絵画がフォーカルポイントになっています。左側にある和室の入り口には、日本の伝統的な“なぐり加工”の床を採用。木の表面を削って生まれた凹凸の模様が美しく、踏み心地のよさも特徴です。
右側の引き戸を開けた先は、南側に配置したボウウインドウから陽光が降り注ぐ明るいリビング。外部へ向かって美しい弧を描くボウウインドウには、室内に光だけでなく、庭の景色を効果的に取り入れる効果もあり、プラス1坪のゆとり空間と合わせて開放感を演出します。陽だまりの生まれた窓辺には奥様が一目惚れされたというパッチワークチェアが置かれ、花柄模様のソファと相まって古き良き時代のアメリカを彷彿とさせる雰囲気に。天井を照らすコーブ照明と木の温もり溢れる化粧梁の直線美もアクセントになり、広い空間にさらなる奥行き感を与えています。

ボウウインドウから陽光が溢れるリビング。テレビ台の背後の壁には消臭・調湿効果のあるガウディアを採用しています。

和室の入り口。床は凹凸のあるなぐり加工、左下の木材は旧宅の床柱を再利用しました。
動線を確保しながら飾り棚で素敵に目隠し
リビングでもう一つ目を引くのが、ご家族が収集された趣味の小物がセンスよく並べられた飾り棚。これは柱に見立てて造作したもので、存在感がありながらも視線がほどよく抜けるようデザインされています。
リビングの北側には、洗面脱衣室と浴室が配置されています。奥様の家事動線を考えてキッチンの隣にありますが、ご家族が利用する際にわざわざキッチンを通らずに済むよう、リビング側にも出入り口の引き戸を設置。リビングの飾り棚は、この引き戸を見えにくくする役割も果たしています。
リビングと横並びに配置されたダイニングも南側に大きな窓が設けられ、ウッドデッキに面した明るい空間となっています。
「ウッドデッキでは今のところコーヒーを飲む程度ですが、気候のよい日には親戚を集めて会食をしようかと考えています。スペースもダイニングと同じくらい広々としているので、旧宅にあった大広間のように使ってもいいですね。」(A様)

柱に見立てた造作に飾り棚を設けました。奥にある洗面脱衣室の引き戸の目隠しにもなっています。

グレーを基調にした対面式キッチン。小窓やガラスドアの勝手口からも光が射し込む明るい空間です。
それぞれ個性豊かなご家族のお部屋
「建て替えを決めたときは、ログハウスのような家にしたいと考えたこともありました。」とおっしゃるA様。そこで、1階和室の隣にあるA様のお部屋は木目調のアクセントクロスでログハウスのような雰囲気に仕上げました。天井やカーテンは濃紺、家具はダークトーンで揃えられ、落ち着いた趣きです。
2階西側の洋室2部屋が奥様とご長女、東側の和室がご長男のお部屋です。『赤毛のアン』の家をイメージされていたという奥様のお部屋は、オフホワイトのフローリングに花柄や淡いピンクのファブリックを組み合わせて愛らしい雰囲気に。一方、ご長男のお部屋のテーマは、“こもり感のある和室”。濃淡の市松模様が美しいセキスイ畳「MIGUSA」やレトロ調の家具に、濃い紅色のプリーツスクリーンが映えています。
奥様とご長男のお部屋の間には広々としたバルコニーを設けました。「個室を通らずに、ホールから直接出入りできるんです。日当たりがいいのでいずれテーブルを置いてティータイムを楽しむ予定です。」(A様)。

ログハウスをイメージしたご主人のお部屋。隣の和室とは襖で仕切られており、いずれは2部屋をご夫婦の居室として使うこともお考えだそうです。

ご長男のお部屋。壁には低めのカウンターを造り付け、テレビ台や飾り棚として活用されています。
ボウウインドウを際立たせるオープンな外構
レンガ造りの壁と石畳の先に見えるのは、道行く人が思わず目を奪われるツートンカラーの瀟洒な外観。当初は庭をフェンスで囲う計画もありましたが、A様はオープンなファサードをご選択。ボウウインドウを一番目立つところに取り付けたいというご要望から、南道路に面した門から玄関まで石畳を曲線に敷き、袖壁を設けたことで門の正面からは玄関ではなくボウウインドウが見えるよう工夫されています。
「ボウウインドウの位置の他にもアイデアをたくさん出していただき、どれもよかったので決めるのが大変でした(笑) 。」(A様)
新居での生活がスタートして約半年。日々の暮らしのなかで間取りの使いやすさはもちろん、全館換気システムの空気工房の快適さも実感されているそうです。
「空気工房には熱交換や除湿機能もあり、窓を閉め切っていても心地よい空気で満たされています。冬の朝でもエアコンをつけずに過ごせるくらい快適でした。」(A様)
大きな窓から季節の移ろいを感じながらも暑さ寒さに悩まされることはない。理想的な暮らしを享受されています。

やわらかな弧を描くボウウインドウと広々としたウッドデッキが目を引く外観。