思い出が色褪せない家

記憶のコレクション
かつてお子様が遊んだロッキングシープや旅先で見つけて長年使い込んだタジン鍋がゆったりとコレクションされた玄関ホール。
アンティーク調の造作棚が、家族が積み重ねてきた思い出に豊かな趣を添えている。


思い出とこだわりの居場所
主寝室の味わいある家具や調度品に合わせて選んだ花柄の壁紙。トイレにはお子様が幼い頃に描いた絵を飾る。
対話の先に生まれた空間のディティールが、思い出とこだわりに最適な居場所を与えている。


旅先で見た螺旋階段
ゆったりとした建築のスケールが階段の自由な配置を可能にした住まい。
ご夫婦がヨーロッパ旅行で滞在したホテルにインスピレーションを得た螺旋階段が、視覚的な愉しさと変化に富んだ空間体験を演出している。

贅沢で健やかな余白
心を解き放つ空間の余白と健やかな明るさをテーマにしたリビング・ダイニング。白とベージュの柔らかなツートンカラーが、南面の窓から取り込んだ光を反射しながら部屋の隅々まで行き渡らせている。



曖昧で自由なサンルーム
螺旋階段を上った先には、家族で訪れた南国のリゾートを思い出させる3面開口の晴れやかなスペースを。
あえて用途を曖昧にした空間が、家で過ごす時間に型にはまらない自由さをもたらしている。
DATA
●家族構成 | / | ご夫婦、子供、愛猫 |
---|---|---|
●敷地面積 | / | 140.15㎡ |
●床面積 | / | 1階:83.11㎡ |
2階:82.5㎡ | ||
3階:60.13㎡ | ||
延床:225.74㎡ |
DESIGNER

ハイムデザインオフィス デザイナー
櫻井 裕昭
一級建築士 / 一級建築施工管理技士 /
二級愛玩動物飼養管理士
趣味の絵画や書籍、ヨーロッパ旅行のホテルで見かけたような螺旋階段、お嬢様が小さいころ遊んだロッキングシープ、初めて一人で描いた絵・・・。大切にしたのは、日々流れる時間の中で、思い出や歴史を優しく包み込む建築。
